資産運用の相談先はどこにする?対面アドバイザーの種類と特徴を解説!
資産運用をどこに相談すればいいか悩んでいる方は意外と多くいらっしゃいます。そして相談先を調べていくと、「対面アドバイザー」にまつわる様々な噂や口コミが目に入ります。「商品を無理やり売りつけられるのではないか」「何も分からないのをいいことに手数料稼ぎされるのではないか」といった不安を抱くことも少なくありません。
たしかに対面アドバイザーは、所属する組織や立場によって提案できる商品の種類やアプローチ手法が大きく異なるため、実際に相談した方が感じた印象が悪い噂として広まることもあります。しかし、私自身金融機関に長く勤めてきた経験から申し上げると、お客様の役に立ちたいと本気で考えている営業がほとんどです。ただ、同じ対面アドバイザーという括りでも、営業方針や中立性、報酬体系に大きな違いがあり、この違いがお客様の投資体験や成果に影響した結果、悪印象につながってしまった可能性があります。
今回の記事では、代表的な4種類の対面アドバイザーの特徴を整理してまとめています。どのタイプの対面アドバイザーが自分に合っているかを知ることが、自分にとって長期的に満足のいく資産運用・資産形成を行うための大事な第一歩です。ぜひ最後までご覧いただき、資産運用の相談先を考える一助となれば幸いです。
≪対面アドバイザーが選ばれる理由について解説した記事はこちら≫
☛ネット証券だけでは不安なあなたに。「対面アドバイザー」が選ばれる3つの理由を紹介!
目次
代表的な4種類の対面アドバイザーとその特徴
対面アドバイザーといっても、どんな金融機関に所属しているか、どんな雇用形態かなどによって取り扱える商品の種類や提案スタイルは大きく異なります。これは、金融機関ごとの営業方針や報酬体系、中立性の度合いに違いがあるからです。
たとえば、自社商品の販売が中心となる場合もあれば、複数の金融機関と提携して幅広い金融商品の中から提案できる場合もあります。どのタイプが最適かは、自分の投資目的や求めるサポート内容によって変わります。
ここでは、代表的な4種類のアドバイザーについてその特徴を整理します。
証券会社の営業
特徴:証券会社に所属し、自社の取扱商品の提案が中心。株式や債券、投資信託、私募債など幅広い商品を扱えるが、営業ノルマや販売目標が設定されている場合も多く、提案内容がその影響を受ける可能性が高い。
主な収益源:売買手数料・販売手数料
メリット:市場情報や商品知識が豊富で迅速な提案が可能。グループ会社だと、サービス提供で恩恵を受けられることも。
注意点:自社商品の比重が高く、中立性に限界がある場合がある。転勤が多く、長く相談できる関係性が築きにくい。
銀行・郵便局の窓口担当者
特徴:既存の預金顧客向けに、投資信託や保険商品を中心とした資産運用の提案を行う。
主な収益源:販売手数料
メリット:気が向いたときに店舗で気軽に相談できる利便性がある。現預金と一元管理ができて分かりやすい。
注意点:提案範囲は銀行・郵便局が契約する運用会社の商品に限定される。またマーケットに疎く専門的な知識に乏しい担当者にあたることも多い。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
特徴:証券会社と業務委託契約を結びながらも、特定の金融機関に属さず独立して活動。販売ノルマが設定されていないことが多いことから顧客本位の提案を行いやすく、証券だけではなく、生命保険など複数の金融商品の中から中立的な立場で選定が可能。
主な収益源:手数料または資産残高連動型報酬
メリット:商品選定の自由度が高く、顧客に寄り添った長期的なサポートが可能。提携先が幅広いとプライベートバンカーのようにワンストップでの資産運用サポートが可能。対面でのきめ細かなサービスを提供しながら、ネット証券と同じ低コストな取引環境を活用することもできる。
注意点:IFAごとに経験値や専門分野、報酬体系が異なるため、そのIFAがどんなサービスを提供することができるのか事前に確認する必要がある。
独立系ファイナンシャルプランナー
特徴:金融商品を販売せず、相談料や顧問料のみで報酬を得る完全中立型のアドバイザー(Fee Only型)。商品販売による利益相反がなく、ライフプラン設計や資産配分のアドバイスに特化している。
主な収益源:原則、顧問料・相談料のみ
メリット:完全に中立な立場で提案を受けられる。“なんとなく”でも相談しやすい。
注意点:あくまでもアドバイス特化のため、契約や取引は自分で別途手続きする必要がある。
自分に合ったアドバイザー選びをしよう
どのアドバイザーにもそれぞれ異なる強みと制約があります。そのため、「誰が一番優れているか」だけを判断基準にするのではなく、「誰が提供する提案・サービスが自分の目的に合っているか」を選択の基準にすることが何よりも重要です。例えば「短期売買でこまめに利益を確定したいから頻繁に連絡が欲しい」場合と、「長期的な資産形成のためにライフプランの設計もできる人に担当してほしい」場合では、自分にとっての最適なアドバイザーは異なります。
そして最後は結局、人と人との繋がりになります。いろいろな対面アドバイザーのサービス内容や提案力を比較して、「なんとなく合わなそうだな」と思ったらその違和感を無視せずに、波長が合う人が見つかるまで妥協せずに相談先を探し続けるのも一つの手だと思います。
この記事を読んでくださったすべての方に、最適な対面アドバイザーが見つかることを願っています。
【さいごに】IFAに相談するなら「outperform」
本記事で紹介した対面アドバイザーの一種「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」。IFAは、証券会社や保険会社等の金融機関と業務委託契約を結び、所属組織に縛られず中立な立場から商品を提案できるのが最大の特徴です。世間的にはまだ馴染みは薄いですが、ネット証券と同じプラットフォームを使って資産運用を行いながら、必要に応じて対面でのきめ細かなアドバイスを受けられるという「いいとこ取り」のサービスを提供しています。
私たちoutperformは複数の証券会社・保険会社と業務提携しており、「証券・生命保険・不動産」をワンストップで相談できる強みがあります。さらに、税理士や弁護士といった士業と外部連携をしていたり、不動産など金融以外の経験を有していたりと、金融以外の分野にも精通した資産運用全般に長けたIFAが在籍しています。
これからの時代、安くて便利なだけではなく、継続できる信頼性のある資産運用のあり方が問われていきます。もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら、是非一度outperformまでご相談ください。「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。
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