資産運用は「商品選び」から始めてはいけない。失敗しないための相談先の見極め方
NISAやiDeCoの普及に伴い、投資や資産運用が以前よりも身近なものになりました。「新NISAで何を買えばいいですか?」「S&P500だけで大丈夫でしょうか?」といったご相談をいただく機会も増えています。
インターネットやSNSを開けば、「今買うべき銘柄ランキング」や「最強の投資信託」といった情報が溢れています。しかし、私たち株式会社outperformは、あえてこうお伝えしたいと思います。
資産運用は、「商品選び」から始めてはいけません。
なぜなら、あなたにとっての正解は、市場の動向ではなく、あなたの「ライフプラン」と「資産全体のバランス」の中にあるからです。今回は、なぜ多くの人が商品選びから始めて失敗してしまうのか、そして、本当に信頼できる相談先をどう見極めればよいのかについて、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の視点から紐解いていきます。
目次
そもそも、なぜ「商品選び」から入ると失敗するのか
風邪を引いて病院に行ったときのことを想像してみてください。医師がいきなり「とりあえず、この新薬が評判良いので飲んでみてください」と言ってきたらどう思うでしょうか。おそらく、その医師を信頼することはできないはずです。
まともな医師であれば、まず問診を行います。熱は何度あるのか、いつから症状があるのか、アレルギーはないか、普段どんな生活をしているのか。そうした「診断」があって初めて、最適な「処方箋」が出されます。
資産運用もこれと全く同じです。
金融商品(株、投資信託、保険、不動産など)は、あくまで問題を解決するための「薬(ツール)」に過ぎません。しかし、多くの人が自分の資産状況や将来の目標という「診断」を飛ばして、いきなり「どの薬が効くか(どの商品が儲かるか)」を探してしまっています。
自分に必要なのが、将来のための長期的な体力作りなのか、万が一の怪我に備える保険なのか、あるいは直近の炎症を抑えるための現金確保なのか。それを把握せずに、評判の良い薬を大量に飲み続けるような運用は、いずれ副作用を引き起こします。これが、商品選びから入ってはいけない最大の理由です。
重要なのは「アセットアロケーション(資産配分)」
では、商品選びの前に何をすべきなのでしょうか。それが「アセットアロケーション(資産配分)」の決定です。
アセットアロケーションとは、持っている資産を「国内株」「外国株」「債券」「不動産」「現金」「保険」などに、どのような割合で振り分けるかという配分比率のことを指します。実は、運用の成果の8割から9割は、どの銘柄を買うかではなく、この資産配分によって決まると言われています。
ここで大切なのは、投資・保険・不動産を別々に考えないことです。これらは相互に補完し合う関係にあります。
例えば、すでに不動産を所有している方の場合を考えてみましょう。不動産はインフレに強い実物資産ですが、すぐに現金化することが難しい「流動性の低い資産」です。この方が、さらに流動性の低い貯蓄型保険や、換金に時間がかかる商品ばかりにお金を投じてしまうとどうなるでしょうか。急な出費が必要になった際に対応できず、結果として不利なタイミングで資産を売却せざるを得なくなるかもしれません。この場合、金融資産に関しては流動性の高い株式や投資信託、あるいは現金の比率を高めるのがセオリーです。
逆に、現預金は十分に持っているけれど、インフレリスクに無防備な方の場合はどうでしょうか。日本円だけで資産を持っていると、物価上昇や円安が進んだ際に資産価値が実質的に目減りしてしまいます。この場合は、海外株式や外貨建て債券など、円以外の資産を持つことでリスクを分散させる必要があります。
このように、ある人にとっての「最適解」が、別の人にとっては「リスク過多」になることは珍しくありません。だからこそ、株式会社outperformでは、特定の商品の良し悪しを語る前に、まずお客様の資産全体の状態を把握することに重点を置いています。
金融機関の構造的な課題と「相談先」の選び方
資産運用の重要性が理解できたとして、次に問題になるのが「誰に相談するか」です。多くの方は、まず銀行や証券会社の窓口を思い浮かべるかもしれません。もちろん、彼らも金融のプロフェッショナルですが、そこには構造的な「限界」が存在することも知っておく必要があります。
1. 「売り手」としての事情
銀行や証券会社、保険会社の担当者は、会社員です。会社の方針として「今月はこの投資信託を売る」「この保険商品を重点的に提案する」といった目標が設定されていることが一般的です。 担当者がどんなに良心的な人物であっても、会社の利益相反構造の中にいる以上、どうしても「お客様のための最適解」と「会社が売りたい商品」の間にズレが生じることがあります。
2. 「担当者変更」という壁
大手金融機関では、数年ごとの転勤が一般的です。「一生のお付き合いをしましょう」と言ってくれた担当者が、3年後には別の支店へ異動してしまう。後任の担当者はまた一から関係を築かねばならず、場合によっては前任者の方針を否定して、新しい商品を提案してくることもあります。これでは、10年、20年という長期視点での資産形成を伴走してもらうことは困難です。
3. 「専門分野」の縦割り
銀行は預金と投資信託、証券会社は株と債券、保険会社は保険、不動産会社は不動産。それぞれの専門家はいますが、横断的にアドバイスできる人は意外と少ないものです。 「保険に入りすぎて投資に回すお金がない」あるいは「投資に偏りすぎて、万が一の保障が足りない」といったアンバランスは、それぞれの担当者が自分の守備範囲だけで提案することから生じます。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)という選択肢
こうした構造的な課題を解決するために生まれたのが、IFA(Independent Financial Advisor)という存在です。特定の金融機関に所属せず、独立した立場で顧客にアドバイスを行う専門家です。
私たち株式会社outperformも、このIFAという立場で業務を行っています。私たちが大切にしているのは、以下の3つの軸です。
中立性:商品を売ることをゴールにしない
私たちは特定の金融機関の系列ではありません。そのため、「今月はこの商品を売らなければならない」というノルマに縛られることがありません。国内外の株、債券、投資信託、保険、さらには不動産まで、幅広い選択肢の中から、本当にお客様に必要なものだけを組み合わせて提案することができます。場合によっては、「今は何もしない(現金のまま持っておく)」というアドバイスをすることさえあります。
全体最適:木を見ず森を見る
投資だけ、保険だけ、といった部分的な最適化ではなく、資産全体を見たときのバランスを重視します。 例えば、相続対策を考えている富裕層の方であれば、単に資産を増やすことよりも、いかに評価額を圧縮して次世代に承継するかという視点が必要です。また、現役世代の会社員の方であれば、NISAやiDeCoといった税制優遇制度を最大限活用しながら、過度な保険を見直して投資余力を捻出するといった家計全体の改善が必要です。 株式会社outperformは、これらをトータルでコーディネートします。
長期的な伴走:転勤のないパートナー
IFAには原則として転勤がありません。お客様のライフステージが変化していく中で、ずっと変わらずに相談できるパートナーとして存在し続けます。 結婚したとき、子供が生まれたとき、住宅を購入するとき、退職したとき。人生の節目節目で、資産運用のプランは微修正が必要です。そのたびに新しい担当者に説明するのではなく、あなたの価値観や資産の経緯を深く理解している担当者が、継続的にアドバイスを行います。
良いアドバイザーを見極めるための質問
最後に、あなたが相談しようとしている相手が信頼できるかどうかを見極めるための、簡単なチェックポイントをお伝えします。面談の際に、心の中でこう問いかけてみてください。
「この人は、私の資産状況や家族構成、将来の夢について、十分に聞いてくれただろうか?」
もし、あなたの話を聞く時間よりも、商品のパンフレットを開いて説明する時間の方が長ければ、少し警戒した方がよいかもしれません。優れたアドバイザーは、商品の説明よりも、あなたの現状分析(ヒアリング)に多くの時間を割くはずです。
また、「リスク」についてどのように説明するかも重要です。「絶対に儲かる」「元本は保証されるようなもの」といった、断定的な甘い言葉を使う相手は避けるべきです。投資には必ずリスクがあります。そのリスクを隠さず、どの程度の損失の可能性があるのか、どうすればそれをコントロールできるのかを論理的に説明してくれる人こそ、プロフェッショナルです。
まずは「現状の整理」から始めませんか
資産運用に正解はありません。あるのは「あなたにとっての納得解」だけです。
株式会社outperformでは、お客様一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの資産設計を行っています。「まだ具体的な相談内容が決まっていない」「とりあえず話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。まずは、あなたのお金に関するモヤモヤを整理するところから始めませんか。
中立的な立場から、投資、保険、不動産を横断した最適なプランをご提案させていただきます。無理な勧誘は一切いたしませんので、どうぞ安心してお問い合わせください。
【さいごに】IFAに相談するなら「outperform」

本記事では一括投資と積立投資の特徴やメリット・デメリットを説明してきましたが、これが正解ということはありません。判断に迷った場合や複数の選択肢を比較したい場合は、対面アドバイザーの一種「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」に相談してみてはいかがでしょうか。
IFAは、証券会社や保険会社等の金融機関と業務委託契約を結び、所属組織に縛られず中立な立場から商品を提案できるのが最大の特徴です。世間的にはまだ馴染みは薄いですが、ネット証券と同じプラットフォームを使って資産運用を行いながら、必要に応じて対面でのきめ細かなアドバイスを受けられるという「いいとこ取り」のサービスを提供しています。
私たちoutperformは複数の証券会社・保険会社と業務提携しており、「証券・生命保険・不動産」をワンストップで相談できる強みがあります。さらに、税理士や弁護士といった士業と外部連携をしていたり、不動産など金融以外の経験を有していたりと、金融以外の分野にも精通した資産運用全般に長けたIFAが在籍しています。
もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら、是非一度outperformまでご相談ください。「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。
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