法人での資産運用は堅実に行うべきか?法人での債券投資について解説

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法人での資産運用は堅実に行うべきか?法人での債券投資について解説

法人の資産運用

法人での資産運用について悩んでいる経営者の方は数多くいらっしゃいます。

これまでしっかり利益を積み上げ十分なキャッシュを備えているものの、当面使う当てのない現金を持て余していても勿体ないと考えるのは当然ですし、会社のためにも何かしら資産運用を検討することも大切な経営判断です。

しかし、あくまで事業資金で資産運用をするため、資金の流動性など細心の注意を払う必要があります。

その上で堅実な法人での資産運用方法としては債券投資が代表的です。法人としての債券投資のメリットは、①安定的な金利収入が得られること、②元本の安全性が高いこと、③流動性が高いことなどが挙げられます。

本記事では、これまで説明した法人での債券投資についてメリットやデメリットを含め詳しくお伝えします。

最後までご覧いただけますと幸いです。

法人での資産運用のメリット

そもそも、法人で資産運用をするにあたり、メリットがなければ意味がありません。

法人でリスク資産に投資する最大のメリットは、長期にわたり投資を実行できる点が挙げられます。個人の場合、収入がある現役時代に比べ、収入がなくなるリタイア後にはポートフォリオは保守的にするのが一般的です。一方法人の場合、会社が存続する限りは長期にわたる資産運用が可能です。

しかし長期にわたる運用が可能とはいえ、突然の資金流出イベントには備える必要があるため、換金性(流動性)の高い商品に投資すべきです。

基本的に債券投資は長期にわたり金利(インカム)を積み上げることが目的で、その点からも法人での資産運用に適しています。

それでは、次から法人としての債券投資のメリットを順にお伝えします。

安定的な金利収入が得られること

安定的な収益

債券投資の最大のメリットは安定的な金利収入が得られることです。

現在のマーケット環境では、世界で最も安全な金融資産とされ、世界最大の売買を誇る米国債に投資をしたとしても年率4%以上の金利を獲得できます。昨年から米国を中心に世界的に大幅な金利上昇局面を迎え、長く続いていた低金利時代からの脱却が図られました。そのおかげで債券投資への人気は高まり、多くの機関投資家や個人投資家から注目を集めています。

元本の安全性が高いこと

債券にはさまざまな種類があり、中にはハイリスク・ハイリターンを狙ったものも存在します。しかし、一般的に債券は投資商品のなかでも安全性が高い商品とされています。その理由は、債券にも価格の変動(値上がりや値下がり)がありますが、償還日まで保持しておけば額面通りの金額で戻ってくるからです。また、債券は発行体が債務不履行に陥らない限り金利や償還金は約束通り支払われるルールになっており、安全性の高い発行体を選べばそのリスクも軽減が可能です。

流動性が高いこと

債券は償還日前に売却して現金化することが可能です。米国債をはじめ、有名企業の社債など知名度や信用度の高い債券は流動性が高くすみやかに売却が可能ですが、そうでない場合は途中売却に時間を要す、売却自体できないというケースもあります。

しかし、個人投資家であれば米国債や有名企業の社債への投資をすることが多いため、約1週間程度で換金できると考えてよいでしょう。

まとめ

これまで法人での債券投資のメリットを中心に説明しましたが、もちろん投資にはリスクがあり、絶対はないことを念頭に置きましょう。特に短期間で利益を獲得しようとすると、どうしても投機的な取引を行うこととなり、元本割れの確率は上がります。先ほどもご説明した通り、資産運用の基本は長期投資にあります。長期にわたり資産運用をすることで、日々の値動きに一喜一憂せずに済むことに加え、資産の複利効果を活かせるといったメリットもあります。正しい資産運用によって、いつか来る事業承継や退職金の支払いなど、大きな支出のイベントに備えていただけますと幸いです。

ただ、いざ債券投資を始めようとしたが「誰かに相談したい」「分からない点がある」などと考えているならIFAへ相談してみてはいかがでしょうか。

一般的に資産運用や投資の相談は証券会社や銀行が思い浮かぶと思いますが、最近注目を集めているのがIFAです。

IFAとは

ifa

IFAはIndependent Financial Advisor”の略で、近年業界で注目を集める金融アドバイザーの業態の一種です。

大きな特徴は、既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に立った金融アドバイスができる事業形態にあります。

まだまだ認知度が低く分かりにくいため下記に特徴を紹介します。

顧客に寄り添った提案が可能

大半のIFA法人は既存の金融機関と資本関係はなく、提携する証券会社や金融機関から販売要請やノルマを課されることがないため、顧客のメリットを最優先した提案が可能です。

豊富なサービスラインナップ

IFA法人は複数の証券会社や生命保険会社等と提携しているケースが多く、豊富な商品ラインナップから顧客に最適なものを提案できる強みがあります。

さらに、税理士や弁護士といった士業と外部連携をしていたり、不動産など金融以外の経験を有していたりと、金融以外の分野にも精通した資産運用全般に長けたIFA法人もあります。

さいごに

債券投資のアドバイスができるIFAは大勢います。しかし、法人向けの資産運用に精通しているかどうかは別の話であり、法人の資産運用の相談は税制を含め経営に関する知識を持ち合わせたIFAにすることをお勧めします。

もしIFAにご興味があれば、「金融資産・不動産・オルタナティブ」などをワンストップで相談できる強みがある私たちoutperformにご相談ください。

「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。

ifaへの相談の流れ

著者

永尾 大地

(株)outperform
代表取締役

不動産業に特化した広告代理店、証券会社、不動産会社、個人事業主として金融仲介業(IFA)等を経て(株)outperformを設立。金融商品だけではなく、不動産などを含めたコンサルティングを行っており、資産を「増やす・守る・遺す」といったあらゆる資産運用ニーズに応えている。
会社経営者や不動産オーナーなど、個人・法人を問わず好評を得ている。
保有資格:AFP、宅建士