IFAになり活躍している人の特徴は?
IFAになり活躍している人は、物事を他責ではなく自責で考えられる人だと考えます。
具体的にIFAとして活躍している人の特徴は①新規開拓に前向きであること②様々なことへ関心があること③適切なスケジュール管理ができること④コンプラ遵守ができることが挙げられます。
IFAは2024年からはじまる「あたらしいNISA」や「老後2,000万円問題」など、資産運用や資産形成への注目度がますます高まる中、それらを支える資産運用アドバイザーとしての役割が期待されています。本記事では、今後更なる活躍が期待されるIFAに向いている人の特徴を詳しくお伝えするとともに、所属するIFA法人を選ぶポイントも解説します。最後までご覧いただけますと幸いです。
目次
証券業界の現状
まずはIFA業界の現状について確認しましょう。
日本証券業協会のデータ元に証券業界に携わる人数の推移を整理していきます。
証券会社の従業員数の推移
下記の図が示す通り、証券会社に所属する外務員数は2017年をピークに右肩下がりとなっています。
2012年以降、アベノミクスや黒田日銀による大規模金融緩和などにより世界的にマーケット環境は好調だったため従業員数は伸びたものの、それ以降は人員確保が困難な状況が続いています。
IFA(金融商品仲介業者)の登録外務員数の推移
一方、IFAの登録外務員数は証券会社の外務員数が減少するのに対し年々増加しています。
特に2020年以降、コロナ渦をきっかけに横並びの働き方の見直しが進み、比較的に働き方に柔軟性が持てるIFAへの転職が進んだと考えられます。
IFAになり活躍する人の特徴
ここまで解説したようにIFAに所属する外務員は増加を続けていますが、その全員がIFAになって良かったと感じているわけではありません。
IFAになってからも前職同様にイキイキと活躍している人の特徴を私なりにまとめました。
常に新規開拓の精神をもっている
IFAになってからも顧客の新規開拓は必須業務です。これが滞ると収益に行き詰まり、結局証券会社に勤めているころと同様にいつもの顧客ばかり頼り、元の木阿弥になっているケースをよく見かけます。
一方、常に危機感を覚え開拓精神を持っているIFAは違います。常に新しいことへ取り組み、自然と見聞を広めるため、既存の顧客との信頼関係も厚くなりかつ新たなビジネスチャンスを獲得しているように思います。
また、証券会社に所属していれば転勤があり、開拓がうまくいっていなくても数年に一度リセットされます。それがIFAになると一切なくなるため、顧客開拓に苦手意識がある場合は近いうちに苦労することが予想されます。
様々なことへの興味関心
前項中盤の内容と重なりますが、IFAとして金融関連の分野は当然のこと、それと関わりない分野への興味関心はとても大切です。
IFAになり顧客と信頼関係を築くと、これまで以上にさまざまな相談をいただきます。自社の経営方針、教育、ご子息の進路や独立後の新居選びなど、資産運用の分野から離れた場合もあり、広い知見を持っていて損はありません。
また、専門外の分野については多くの専門家と協力する機会が増えます。その点で自ら興味関心を持つことに加え、能動的に多くの人と関わりを持っている人は強みがあります。
顧客から「この人に相談すればだいたい何でも解決できる」と思われれば信頼関係は強固になり、ただ金融商品を販売するIFAからの脱却を図れるでしょう。
自発的なスケジュール管理
IFAは証券会社に勤めている時と違い時間にとても余裕があります。出社前にモーサテを視聴、日経新聞を読んで、会議を経て9時を迎える義務はありません。
上司から数字の進捗を詰められることもIPOやPOのノルマをこなす必要もありません。その分、自分自身を律して行動しなければ1か月を通して「何もできなかった…」ということも往々にしてあります。
その点、IFAとして成功している人は多くの時間を顧客面談に割いているように思います。
1日中株価を眺めていて(個人的にこれはこれで楽しい)も生産性は高まらないため、やはり「顧客と面談してはじめてマネタイズできる」という意識をいかに継続できるかが鍵になります。
コンプライアンスの遵守
証券会社に勤めていれば「コンプラは大丈夫」と考えているかもれませんが、IFAになるとコンプライアンス面はほとんど自分で管理する必要があります。上司から売買の内容や回数など、基本的に注意喚起はありません。しっかり倫理観を持って自分自身で管理する必要があります。
これまで金融庁や財務局の検査は証券会社が対象でした。それが近年は仲介会社まで及び多くのコンプライアンス指導が入りました。今後も仲介会社への検査件数は増えると予想されるため、普段からきちんと顧客管理ができることはIFAが備えるべき必須スキルになると思います。
所属するIFA法人を決めるにあたり
IFAに所属する外務員数が増えると同時にIFA法人も増えており、IFAへの転職を検討する際に所属先を見つけるのは難しいのではないでしょうか。
そこで、IFA法人を探す上でのポイントを紹介します。
提案できる商品ラインナップやサービスの幅
IFA法人は証券会社だけではなく生命保険・損害保険・不動産会社などと業務委託契約を結んでいれば幅広い商品やサービスの中から顧客へコンサルティングが可能です。
IFA法人によっては証券会社の時と同様に金融商品の販売のみに特化しているところもあり、自分自身がどんなキャリアを歩みたいかをしっかり確認した上で検討しましょう。
また、スモール法人であれば社長や所属IFAのキャリアによって色々なサポート・アドバイスをもらえる可能性もあります。
地域密着しているか
新人時代、「地域密着で」「〇〇の地域の方に」といったセールストークを使ったことがあると思います。
IFAは転勤がないため全国の顧客と長期にわたり関係を構築できますが、新規開拓は必須の業務です。IFA法人として地域に密着し顧客獲得をする戦略をとっていれば、顧客の紹介を期待できる可能性もあります。
ただし、多くのIFA法人に「フルコミ」で入社した場合、会社からの顧客紹介はないと思ったほうがよいでしょう。
長期にわたり顧客と関係構築を図りたいなら
outperformは個人や法人向けの資産管理・運用の提案を中心に行い、地域密着の生涯にわたる資産運用アドバイザーを目指しています。
当社は証券だけではなく、生命保険、不動産のノウハウも持ち合わせており、顧客の資産全体をコンサルティングしたいと考えているなら十分な商品ラインナップは揃っています。
また、東京都台東区を中心に金融セミナーを開催し新規顧客の集客も行っているため、顧客紹介も可能です。
さいごに
今回はIFAとして活躍している人の特徴を解説しましたが、IFAへの転職にあたり少しはお役に立てたら幸いです。
IFAは本当に魅力的な職業です。
「金融商品を販売するプロ」から本当の意味で「資産運用アドバイザー」を目指しているならIFAへの転身を強く勧めます。
何か少しでも悩みや相談があればお気軽にお問い合わせください。
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