流行りの銘柄で投資をしたときの投資信託の運用失敗事例

無料個別相談

流行りの銘柄で投資をしたときの投資信託の運用失敗事例

投資信託失敗

最近テレビや広告で新NISAの文字をよく見かけます。新NISAをきっかけに投資への関心が集まっている中、投資信託で資産運用を始めている人が増えています。インフレ対策や老後の資産形成など様々な目的で資産運用をしますが、大切なお金が減ってしまうのは誰もが嫌なことです。これから始める人は「どのようにしたら失敗しないか」、「うまく資産運用できるか」などと悩まれる人も多いでしょう。いざ始めてみて失敗した人も少なからずいる中、過去に投資信託の運用で失敗したという代表的なケースには下記のようなものがあります。

  • 担当者に無理矢理勧められた商品を購入する
  • 一つの商品にのみ投資する
  • 市場動向に左右された判断をしてしまう
  • 流行りの銘柄に飛びついてしまう
  • 分配金重視で商品を選ぶ
  • 短期的な値上がりばかり期待している

本記事では、投資信託の運用失敗事例の一つである「流行りの銘柄に飛びついてしまう」とどのようなことがあるのか、過去の実例を踏まえて詳しく解説していきます。最後までご覧いただけますと幸いです。

関連記事:分散投資をしなかった場合の投資信託の運用失敗事例

関連記事:市場動向に左右された投資信託の運用失敗事例

関連記事:1億円以上の資産運用の失敗例【実体験を紹介】

関連記事:中堅・中小証券会社との取引はお勧めできるか?資産運用・投資のよくある失敗例

関連記事:短期的な運用成果に期待しすぎた投資信託の運用失敗事例

流行りの銘柄に飛びついてしまう

aiへの投資

世間で話題や流行になっているテーマに関連する銘柄に投資をしているテーマ型投資信託というものがあります。最近では「AI」や「EV」などのニュースが目立ち、そういった関連の投資信託が人気で投資している人が多いです。

しかしテーマ型投資信託は流行している時は利益を得る可能性がありますが、時代の流れによって値動きが激しくなり損失を膨らませる可能性もあります。

例えば「今流行っているから」と、飛びついて購入したものの、既に人気がピークに達しており価格が高騰し高値掴みになってしまい、その後そのテーマの話題性や人気がなくなり価格が下落し損失を抱えてしまうというケースがあります。また価格が下落傾向時に購入し、その後人気に火が付かず再度上昇することなく損失が拡大したというケースもあります。事前に商品を調べそのテーマの話題性・成長性が今後も続くという見通しがあれば流行りの銘柄を購入して利益を得ることもできますが、見通しなどを見誤ってしまうと失敗に繋がってしまいます。

また人気には流行り廃りがあり中長期で続くものもあれば、短期で終わってしまうものもあります。流行りの銘柄に投資をし、短期的に上昇したとしても、売り時を逃してしまい損失を抱えてしまったというケースもあります。投資信託での運用は長期的な視点で行われるもので、短期的な視点で行うとリスクが高くなり、失敗してしまう可能性も増してしまいます。

過去に合った実例

投資信託

ここからは私が以前勤めていた証券会社でインターネット取引を使いご自身の判断で売買をされていたお客様の失敗例をご紹介します。

2020年に新型コロナウィルスが蔓延し、世間ではキャッシュレスへの対応が急速に進む中、キャッシュレス関連の銘柄で運用している投資信託(以下:A)に人気が集まり購入する人が多くいらっしゃいました。お客様もキャッシュレス関連が賑わっているのを感じていたため、Aを購入されました。新型コロナの影響でキャッシュレスの普及が進み関連銘柄の人気も続いたため、Aは1年間で大きく上昇しお客様もパフォーマンスが好調であったこととキャッシュレス関連の人気が続くと思い、上昇時にAを追加で購入されました。

しかし、その後アメリカが利上げを発表し、長期金利が大きく上昇したことをきっかけにハイテク企業の株式が大きく下落しました。ハイテク企業の株式に投資していた投資信託は軒並み下落していた中、Aは市場平均よりも大きく値下がりしました。その頃にはキャッシュレスがある程度普及し、キャッシュレス関連の人気が落ちついてきていたことや短期的な上昇の過熱感から関連銘柄への売りが続いたことで原因です。お客様は長期金利上昇によってAが下がり始めた頃に再度上昇すると思い追加購入されましたが、Aはその後も下落が続き最初に購入した価格を下回ってしまい大きな損失を抱えることになりました。

今回の例では人気が続くと思い買い増しをしたものの、予想以上の下落により損失になってしまったケースですが、テーマによっては短期的には損失になっていても中長期的に戻したものや、下落した局面で購入し、その後上昇したことによって大きな利益に繋がったというケースもあります。

まとめ

まとめ

最近ではAIが相場の中心になっており、AI関連の投資信託で利益を得ている人も多くいらっしゃいます。流行りの銘柄が一概に悪いとは言えず、相場次第では流行りの銘柄に投資していなかったために利益を得ることができなかったというケースもあります。しかし流行りの銘柄は時代の流れによって価格の上下も激しくなるため、上昇するときは利益も大きくなりますが、下落するときは損失も大きくなってしまうなどリスクが高くなってしまいます。

投資の基本は安い時に買い、高い時に売るが鉄則です。テーマ型投資信託で運用するにしても安い時に買い、上昇したところで売ることによって利益を確保します。売り時を逃せばマイナスになることもあり、買い時を間違えれば高値掴みになってしまいます。この売り時・買い時を見極めることは難しいことですので、流行りの銘柄へ投資する場合には、リスクを軽減するために一度にまとめて購入せず何回かに分けて投資をする、毎月の積立で購入するなど時間を分散して投資をすれば失敗を防げるかもしれません。

また投資信託にはマーケット全体に投資をしているもの、指数に連動するもの、バランス型等様々な種類の商品があります。流行りの銘柄だけでなく様々な種類の商品に分散して投資をすることによって、流行りの銘柄が上昇した時には利益を得られるようにし、下落した時には損失を軽減できるようにしておくのも手段の一つです。

しかし初めて投資をする人は、相場や商品の状況によって価格の上下が激しくなると「このままでいいのか」と不安を抱えることがあるでしょう。また売り時・買い時をご自身で判断するというのは難しく、自分自身にあう投資方法や多数の投資信託の中から商品を選ぶことも大変なことです。そのような時に相談しながら運用したい、売り買いや相場の状況等のアドバイスをしてほしいなど資産運用をプロと一緒にやっていきたい方はIFAに相談することをお勧めします。

IFAとは

IFAは”Independent Financial Advisor”の略で、近年業界で注目を集める金融アドバイザーの業態の一種です。

大きな特徴は、既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に立った金融アドバイスができる事業形態にあります。

まだまだ認知度が低く分かりにくいため下記に特徴を紹介します。

顧客に寄り添った提案が可能

寄り添った提案

大半のIFA法人は既存の金融機関と資本関係はなく、提携する証券会社から販売要請やノルマは課されることがないため、顧客のメリットを最優先した提案が可能です。

豊富なサービスラインナップ

IFA法人は複数の証券会社と提携しているケースが多く、豊富な商品ラインナップから顧客に最適なものを提案できる強みがあります。

資産運用アドバイザーのプロであるIFAに相談することで、最適な資産運用ができることでしょう。

さいごに

もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら「金融資産・生命保険・不動産」などをワンストップで相談できる強みがある私たちoutperformにご相談ください。

「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。

ifaへの相談の流れ

藤原孝則
著者

藤原 孝則

営業部長

大学卒業後、国内証券会社に入社。東京や大阪など大都市圏の富裕層向けに資産運用コンサルティングを行う。顧客からのニーズに応えるためoutperformに入社し、金融商品以外の商品も含めた資産運用アドバイスを行っている。特に国内株式や投資信託への知識が豊富。
保有資格:AFP