ネット証券だけでは不安なあなたに。「対面アドバイザー」が選ばれる3つの理由を紹介!
ネット証券の登場・普及によって、これまで対面取引が中心だった資産運用の世界は大きく変わりました。特に近年は資産運用に関心のある若年層を中心に、手数料も安く取扱商品も豊富で、ネット環境さえ整っていれば自分の好きな時間にいつでも取引ができる手軽さが人気を集めています。
こうした時代の流れの中で、「あえて手数料が発生する対面アドバイザーに相談する意味はあるのか?」という質問をいただくことが増えました。結論から言えば、対面で相談する意味はあります。そして私自身金融機関に長く在籍した経験から、対面アドバイザーの価値は「お客様の判断の質を支えること」にあると考えています。今回の記事では、ネット証券全盛の時代に対面アドバイザーが選ばれる理由や対面での相談が向いている人について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
対面アドバイザーが選ばれる3つの理由
ネット証券の普及によって、スマートフォンひとつで誰もが簡単に投資できる時代になりました。しかし実際ネット証券で投資を始めてみたものの、インターネット上にある無数の情報に惑わされて売買のタイミングを誤ったり、商品選びをSNSに頼り切って損失を出してしまったという方も少なくありません。こうした失敗に陥らないために必要な存在が対面アドバイザーです。その理由を3つご紹介します。
1.複雑な商品内容を自分の言葉で理解することができる
投資信託や債券、仕組債などの金融商品は、一見するとどれも似たような商品に見えてもそのリスクやコスト構造は大きく異なっていて、表面的な説明だけでは仕組みを理解しにくいものです。ネット証券ではこうした情報は商品概要書や目論見書に記載されていますが、その内容を正しく理解し自分自身の投資意向や目的に照らし合わせて判断できる人は限られています。しかしアドバイザーがいれば、これまでの投資経験や今後の投資目的に合わせて具体性を持った説明が期待でき、顧客が自分の言葉で理解できるようかみ砕いて伝えてくれるので、顧客自身が納得感を持った投資判断につながりやすいです。
2.ライフプラン全体を踏まえた総合的なアドバイス
資産運用はライフプラン全体を俯瞰したうえで考えると、より具体性を持った有益なものになります。しかしネット証券はあくまでも取引の場所を提供しているだけで、教育資金や老後資金、相続対策といったライフイベントを考慮した提案は期待できません。これらを自分自身で考えていくことはとても大変ですが、対面アドバイザーは投資だけでなく人生全体の資金設計を踏まえた提案ができるので、ポートフォリオが偏ったり、リスクを取りすぎるといった事態を未然に防ぐことができます。
3.感情に流されない“心理的な支え”
相場は必ず上下するものと理解はしていても、相場が不安定なとき多くの人が冷静な判断を失います。例えばリーマンショックやコロナショックのような急落局面では、個人投資家の多くは不安に駆られ資産を売却してしまいました。ネット証券では、自分が冷静ではないときの判断を止めてくれる仕組みはありません。一方で対面アドバイザーは、感情的な判断に対して、冷静な視点でアドバイスを提供してくれます。あらかじめ立てた運用計画を思い出させてくれて、長期視点に立った助言をしてくれる存在は心理的な支えになります。
対面アドバイザーの種類
資産運用を対面アドバイザーに相談するといっても、そのアドバイザーが属する組織や立場によって提供できる商品の幅や提案のスタイルは大きく異なります。たとえば、あるアドバイザーは自社の取扱い商品を中心に提案する一方で、別のアドバイザーは特定の金融機関に属さず中立的な立場から幅広い商品を選べる場合もあります。同じ「対面アドバイザー」といっても、実際には営業方針や中立性、報酬体系に差があるため、どのタイプが自分に合っているかを知ることが、長期的に満足のいく資産形成を行う第一歩につながります。
以下に、それぞれのアドバイザーの特徴などを整理します。
証券会社の営業
特徴:自社商品の提案が中心で、営業ノルマがあるケースも。
中立性:△
主な収益源:売買手数料・販売手数料
銀行の窓口担当者
特徴:投資信託や保険を提案し、主に預金者向けの営業を行う。
中立性:△
主な収益源:販売手数料
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
特徴:特定の金融機関に属さず、顧客本位な提案が可能。
中立性:○
主な収益源:手数料または資産残高連動型報酬
独立系ファイナンシャルプランナー
特徴:商品販売を行わず、相談料のみで活動する。
中立性:◎
主な収益源:顧問料・相談料のみ
対面アドバイザーへの相談が向いている人
以上までの内容を踏まえて、対面アドバイザーへの相談が向いている人をまとめてみました。
・投資経験が浅く、商品の仕組みから学びたい人
・自分に最適な資産配分をプロに設計してほしい人
・感情的な判断に流されず、長期的な視点で運用したい人
・教育資金、老後資金、相続など、ライフプラン全体を通して考えたい人
こうした方にとって、対面アドバイザーは費用に見合う以上の成果と安心感をもたらすパートナーとなるでしょう。
【まとめ】「人に相談する価値」を見直す
ネット証券はすでに投資知識がある人や頻繁に売買する人にとっては、利便性が高く極めて優れたツールです。ただし、リスクが高い商品にも手軽に投資することができるツールであるからこそ、これから運用を始める人や、自分のリスク許容度・運用目的が明確になっていない人にとっては、「不安になったとき相談できる存在がいる」ことは何にも代えがたい付加価値となるでしょう。
ネット証券と対面アドバイザーのいいとこ取りは可能なの?
ここまでお読みいただいて、「それでもネット証券の安さ・手軽さは捨てがたい」と思われた方もいるかもしれません。ここで今注目されているのが、「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」という存在です。
IFAは、証券会社や保険会社等の金融機関と業務委託契約を結び、所属組織に縛られず中立な立場から商品を提案できるのが最大の特徴です。ネット証券と同じプラットフォームを使って資産運用を行いながら、必要に応じて対面でのきめ細かなアドバイスを受けられるという、まさに「いいとこ取り」のサービスを提供しています。
ネット証券と対面アドバイザーの両方のメリットを享受したい方にとって、IFAは非常に合理的な選択肢といえるでしょう。
IFAに相談したいと思ったら、「outperform」
私たちoutperformは複数の証券会社・保険会社と業務提携しており、「証券・生命保険・不動産」をワンストップで相談できる強みがあります。さらに、税理士や弁護士といった士業と外部連携をしていたり、不動産など金融以外の経験を有していたりと、金融以外の分野にも精通した資産運用全般に長けたIFAが在籍しています。
これからの時代、安くて便利なだけではなく、継続できる信頼性のある資産運用のあり方が問われていきます。もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら、是非一度outperformまでご相談ください。「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。
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