【後編】投資で失敗する人の特徴 後半5選
投資で失敗する人の特徴について、前編では、基本的な失敗要因についてご紹介しました。後編では、投資初心者の方だけでなく、すでに投資をされている方でも陥りがちな注意点を5つご紹介します。初心者の方はもちろん、ある程度経験を積んだ方にとっても参考にしていただければ幸いです。ぜひ最後までご覧ください。
目次
①どんな商品か十分に理解しないまま購入している
比較的価格変動が小さく仕組みも単純で換金性が高い商品(国債や地方債などの公社債)や、上場株式等の現物取引は、投資初心者にとっても理解しやすい商品に分類されます。反対に、レバレッジ型ETFや信用取引、仕組債や新興国通貨建ての金融商品などは商品の仕組み・構造が複雑で、想定以上に大きく値動きすることもあります。特に注意したいのは、「よく分からないけどリターンが大きいと聞いたから」「この商品の名前をよく目にするから」という理由で、その内容を十分に理解せずに購入してしまうことです。仕組みが複雑な商品を購入する際には、商品パンフレットや目論見書などリスクや仕組みについて説明されているものに目を通し、納得できるまで情報を集めて、自分が理解できてから購入へと進みましょう。自分で調べたり、担当者に説明を受けても分からない点があれば、購入を見送ることも資産運用においては大事な判断です。
②自分のリスク許容度を把握できていない
投資する中でよくある失敗のひとつに、「ある程度損は覚悟している」と思って高リスクな商品を選んでみたものの、実際に資産が減っていくのを目の当たりにして不安になった結果すぐに売却してしまう、というケースがあります。このような失敗を避けるためにも、自分のリスク許容度を把握することは非常に大事です。リスク許容度は、自分の年齢や収入・資産状況、家族構成などによって人それぞれ異なります。長期的な資産形成にとって必要なことは、自分の精神衛生上無理のない範囲でリスクを取ることです。自分自身のリスク許容度を把握して、商品ありきではない資産運用を目指していきましょう。
③価格変動に過剰反応し振り回されてしまう
特に投資初心者の方に多く見られる失敗のひとつに、一時的な値下がりに過剰に反応して、急かされるように商品を売却してしまう、というケースがあります。マーケットは様々な要因で上下するため、日々の値動きに一喜一憂する気持ちも理解できます。しかし短期間で頻繁に売買を繰り返すと、無駄にコストを支払い思わぬ損失を抱えてしまったり、資産の増減に振り回されて精神的な負担も大きくなります。投資は、中長期的な視点で取り組むことが基本です。長期的なリターンを期待するのであれば、一時的な価格変動に過剰反応せず、自分の投資目的・投資方針に沿って継続して保有することが大切です。
④相場動向や経済ニュースに関心を持たない
自分が投資した商品の値動きは、その企業固有の事情だけでなく、国内・海外の経済状況や金利、為替、経済指標などに大きく影響されて動きます。すべての情報を追いかけるのは現実的に難しいかもしれませんが、「気づいたら大きく値下がっていた」とならないためにも、最低限の経済ニュース(今年であればトランプ政権の政策など)や基本的なマーケットの動向に関心を持つことを意識することが重要です。それらの知識習得に役立つコンテンツは、例えば証券会社が提供するマーケット情報や有識者のレポート、テレビや動画配信サイトの経済情報番組などがあります。どのコンテンツが自分の生活スタイルに合うか、探してみるのもよいでしょう。
⑤知識をアップデートしていない
金融商品やそれを取り巻く制度は日々変化しており、例えば2024年はNISA(少額投資非課税制度)の大幅改正により享受できる非課税メリットが大きく増えるなど、投資環境の利便性も上がってきています。金融庁などの公的機関や証券会社が発信する新しい情報を定期的に確認する習慣を持つことで、より良い商品や制度を上手に活用できるようになります。知識をアップデートすることで、思わぬ不利な条件で運用を続けてしまうことも避けられるでしょう。
【後編まとめ】投資には「続ける精神力」と「見直す力」が必要
後編でご紹介した5つの特徴は、いずれも無意識のうちにやってしまうケースが多いと思います。これまでご紹介した失敗の中に思い当たる点があれば、一つずつ見直していくことで、より良い結果を目指すことができるでしょう。意識を少し変えるだけで投資成果は変わってきますので、是非実践してみてください。
けれど、資産運用を始めるにあたって「少しでも安心できる相談先を見つけたい」「基礎的なことから相談したい」という方に、IFAという選択肢をご紹介します。
IFAとは
IFAは“Independent Financial Advisor”の略で、近年業界で注目を集める金融アドバイザーの業態の一種です。
多くの証券会社や金融機関の営業マンは会社に所属しているため、目標やノルマがあり、更に会社の方針に従う必要があります。
一方、大半のIFA法人は既存の金融機関と資本関係はなく、提携する証券会社や金融機関から販売要請やノルマを課されることがないため、顧客のメリットを最優先した提案が可能です。
投資で失敗しないためのアドバイスがほしい、自分のリスク許容度を分析してから運用を始めたいと方は、是非一度私たちoutperformにご相談ください。
さいごに
もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら「金融資産・不動産」などをワンストップで相談できる強みがある私たちoutperformにご相談ください。
「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。