インデックスファンドとアクティブファンドの違い

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インデックスファンドとアクティブファンドの違い

インデックスファンドとアクティブファンド

2024年1月から始まった「新NISA」。新NISAの影響で資産運用に関心が集まっており、TVや広告で資産運用という言葉をよく目にする機会が増えています。

資産運用とは株式・投資信託・債券などの金融商品に投資をし、資産を増やそうとすることを指します。特にその中でも銀行や証券会社で取り扱っている投資信託で資産運用をする方が増えてきています。投資信託とは、投資家から集めた資金を、運用の専門家が株式や債券、不動産などに投資をし、運用をする金融商品のことです。そんな投資信託には主にインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があります。

本記事では、インデックスファンドとアクティブファンドの仕組み、メリット・デメリットを解説し、今後の資産運用に役立てていただけるよう、詳しくお伝えしていきます。最後までご覧いただけますと幸いです。

インデックスファンドとは

インデックスファンド

インデックスファンドとは、市場の値動きを示す指数を用いて、その値動きに連動した成果を目指す運用方針の投資信託のことをいいます。代表的なものでは、誰もが耳にしたことがある日経平均やNYダウなどの株価指数を用いたインデックスファンドが有名です。他にも株価指数だけでなく債券、不動産、原油などの指数を用いたインデックスファンドもあります。インデックスファンドは指数に連動させるため、指数に構成されている銘柄をまとめて組み入れて運用しています。

インデックスファンドのメリット

メリット

インデックスファンドは、初めて資産運用する方におすすめと言われています。 インデックスファンドの概要について解説したところで、ここからはインデックスファンドで運用するメリットについて、2点解説していきます。

・メリット①:インデックス(指数)に近い値動きを目指して運用をするので値動きがわかりやすい

インデックスファンドは指数を用いて運用をしているため、日経平均やNYダウなどのインデックスファンドでは、日頃TVやニュースで情報が入ってくるため値動きがわかりやすいです。また値動きがわかりやすいので、相場の状況次第では保有している商品を買い増しするなどの対応をすることも可能です。

・メリット②:運用コストがアクティブファンドより低い

投資信託には買付手数料や、信託報酬という運用コストがかかっています。インデックスファンドの場合、買付時に手数料がかからないものがほとんどで、かつ運用時にかかる信託報酬が低めに設定されているものが多く、アクティブファンドに比べ割安になっているため運用コストが抑えられます。

インデックスファンドのデメリット

デメリット

メリットについて解説しましたが、デメリットもあります。

インデックスファンドで運用するにあたってのデメリットも2点解説していきます。

・デメリット①:指数以上の運用成果が難しい

インデックスファンドは、指数の値動きに連動した成果を目指すため、指数以上の運用成果を得ることは望みにくいです。

・デメリット②:短期間での大きな利益は難しい

インデックスファンドは対象の指数を構成する銘柄に分散投資されています。銘柄が分散されている分、値動きが緩やかになりやすくなり、短期間での大きな利益を得ることは難しい側面があります。ですが見方を変えれば長期運用には適しているということです。

アクティブファンドとは

アクティブファンド

アクティブファンドとは、日経平均やNYダウなどの特定の指数をベンチマーク(基準)として、それを上回る成果を目指す運用方針の投資信託のことをいいます。アクティブファンドはファンドマネージャーといわれる運用の専門家が、ファンドのテーマや運用方針に沿って銘柄等を分析し、機動的に銘柄を入れ替えたりして運用を行います。ファンドマネージャーの手腕次第では相場が値下がりしている局面でも、利益を出すことが可能で、市場平均を超える利益が期待できることもあります。

アクティブファンドのメリット

前項でアクティブファンドの概要を解説しましたが、アクティブファンドもインデックスファンドと同様にメリット・デメリットがあります。

ここからはアクティブファンドで運用するメリットを2点解説していきます。

・メリット①:大きな利益を得られる可能性がある

アクティブファンドは、ファンドマメリット①:ネージャーが銘柄を調査・分析し、パフォーマンスが高くなりそうな銘柄を選別し投資しています。インデックスファンドの場合、指数に連動した運用成果を目指すため指数の構成銘柄をまとめて組み入れます。そのため価格が上がらないものや、下がってしまいそうな銘柄、相場状況に合わない銘柄でも指数に入っていれば投資をしてしまいます。

しかしアクティブファンドの場合は、ファンドマネージャーがファンドのテーマ、運用方針にあった銘柄を調査・分析のもと、厳選して銘柄に投資をしているため、ファンドマネージャーの予想通りに各銘柄の価格が上昇すると、指数以上の利益が得られる可能性があります。

・メリット②:様々なテーマがあり選択肢が多い

アクティブファンドの銘柄はテーマ、運用方針によって様々な種類があります。例えば、代表的なものですとロボットやAI、EV(電気自動車)、自動運転、SDGsなど、よく目にするようなテーマのファンドが多数あります。将来成長が期待できそうな様々な分野に投資することができ、特定のテーマや自身の目的にあったテーマで資産運用できるのもアクティブファンドのメリットです。

またテーマの投資タイミングによっては、短期的に大きいリターンが得られることもあります。

アクティブファンドのデメリット

デメリット

リターンが大きくなる可能性や、投資するテーマの選択肢が豊富などインデックスファンドにはないメリットがありますが、デメリットもあります。次にアクティブファンドで運用するデメリットも2点解説していきます。

・デメリット①:手数料・信託報酬などのコストが高い

アクティブファンドはファンドマネージャーによる銘柄の調査・分析といった作業をしているため人件費などの費用がかかっています。そのため買付時に手数料が3%を超えるものや、信託報酬が1.5%を超えるものなどインデックスファンドに比べ割高になっています。

しかし最近では買付時の手数料をなくしている金融機関もあります。

・デメリット②:ファンドマネージャーの実力で左右される可能性がある

アクティブファンドのリターンは、ファンドマネージャーの腕によって決まります。ファンドマネージャーの実力次第では市場平均を下回るパフォーマンスになる可能性があります。ファンドは過去の運用実績などを月報で見ることが出来ますので、そちらを参考にするのもありでしょう。

インデックスファンドとアクティブファンドに共通するデメリット

インデックスファンドもアクティブファンドも日々価格変動し、リスクが生じますのでファンドが下落すれば元本割れする可能性があります。しかし資産運用は長期的な視点で行うものですので、短期的に下落するリスクはあるものの、将来成長が期待できる市場や分野に投資していれば長期的に上昇する可能性があります。

まとめ

インデックスファンドとアクティブファンドの違いについて解説してきましたが、どちらにもメリット・デメリットはあり、一方が優れているというわけではありません。しかし資産運用のニーズが高まってきている中、投資信託での運用は1つの選択肢になるでしょう。

ですがインデックスファンドもアクティブファンドも相当な数の銘柄数があります。その中で自身に合うものや、今後値上がりが期待できるものなどを探すのは困難なものです。相場状況も常に変化があるもので、臨機応変に対応するにはプロのアドバイスが必要となってきます。

そこで、資産運用アドバイザーのプロといわれるIFAに相談してみるのはどうでしょうか。

IFAとは

ifaとは

IFAは”Independent Financial Advisor”の略で、近年業界で注目を集める金融アドバイザーの業態の一種です。

大きな特徴は、既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に立った金融アドバイスができる事業形態にあります。

まだまだ認知度が低く分かりにくいため下記に特徴を紹介します。

顧客に寄り添った提案が可能

大半のIFA法人は既存の金融機関と資本関係はなく、提携する証券会社から販売要請やノルマは課されることがないため、顧客のメリットを最優先した提案が可能です。

豊富なサービスラインナップ

IFA法人は複数の証券会社と提携しているケースが多く、豊富な商品ラインナップから顧客に最適なものを提案できる強みがあります。

資産運用アドバイザーのプロであるIFAに相談することで、最適な資産運用ができることでしょう。

さいごに

もしIFAに相談してみたいとお考えでしたら「金融資産・生命保険・不動産」などをワンストップで相談できる強みがある私たちoutperformにご相談ください。

「生涯にわたる資産運用アドバイザー」として、あなたに最適なご提案をさせていただきます。

ifaへの相談の流れ

藤原孝則
著者

藤原 孝則

営業部長

大学卒業後、国内証券会社に入社。東京や大阪など大都市圏の富裕層向けに資産運用コンサルティングを行う。顧客からのニーズに応えるためoutperformに入社し、金融商品以外の商品も含めた資産運用アドバイスを行っている。特に国内株式や投資信託への知識が豊富。
保有資格:AFP